妊娠中に葉酸を食事のみで補うことは可能?

妊娠を計画している人や、妊娠中の方であれば、葉酸を食事からのみ摂取するのでは足りないと考えられます。主な理由は4つあります。

 

1.昔の野菜と比較して、現代の野菜は栄養価が低い
2.葉酸は加熱によって減少する
3.強火で10分煮るとほうれん草やブロッコリーでは65〜69%、カリフラワーは84%の葉酸が失われ、加熱を続ければ葉酸はさらに減少し続ける
4.必要な量の葉酸を食事のみで摂取しようとすればカロリーオーバーになる

 

1日あたりの葉酸の摂取制限量は1mgですが、食事とサプリメントを併せても、水溶性の成分であるため体外に排出されることもあって、制限量を超えることはほぼありません。

 

吸収率を見ると、葉酸サプリメントの吸収率が非常に良く約8割と言われます。食べ物は5割以下で、調理によってさらに葉酸は減少して半分になった吸収率では、厚生労働省が推奨する400μg(=0.4mg)を摂取することは難しくなります。
体内に溜め込むことができない栄養素でもあるので、毎日摂取する必要があります。

 

吸収率…摂取した食べ物の成分がどれくらい吸収されたかのことで、消化率とも言います。

 

ある産婦人科のドクターがテレビで話していた内容になりますが、妊娠を計画する人が葉酸サプリメントを摂取すると、普段の生活では得られない胎児の安全性が得られるんだそうです。
葉酸は1g以上摂取するのは体に良くないとされますが、過剰にサプリメントを摂取しない限り1gを超えることは不可能らしく、妊娠を計画している人は積極的にと勧めていました。

 

葉酸を過剰摂取することは色々な意見がありますが、食事とサプリメントでの葉酸の摂取のバランスが大切です。
食事からも葉酸は摂れますが、加熱によって半減することや、水溶性であることが食事から過剰に摂取することはほぼ無いだろうと言えます。

 

また、もしも必要以上の葉酸を摂取してしまったとしても体外に排出されるので、
不足する量の葉酸をサプリメントから摂取しようと考える人が多いようです。

 

サプリメントはあくまで食事で補えなかった分を手助けするくらいが理想で、出来る限り食事から摂取したいものです。
ですが葉酸が豊富に含まれた食材を調べて、それを毎日使って調理するというのは大変でしょうから、特に多く含まれる食材だけを覚えておくと良いでしょう。
ただ、レバーなどの肉類から摂取することには気を付けなければいけません。野菜と比較しても100g中に含まれる葉酸値は1300μgととても多いですが
、胎児のことを考えると、動物性のビタミンAを豊富に含まれることが影響を与えるのではと言われることもあるようです。

 

葉酸を摂取するのにはバランス良く食事や、規則正しい生活を心がければ良いでしょう。
仕事や家事、つわりなどで食事がきちんと食べられない時などにサプリメントなどを上手に活用し、必要な量の葉酸を摂取することが大切です。

 

もしもサプリメントの正しい容量を理解していなければ、過剰摂取の可能性も出てきます。
いくら葉酸が体に良いからといっても、それだけを摂っていたり、過剰な量を摂ったりすれば胎児へ影響を与える可能性も出てきてしまいます。
サプリメント1粒に葉酸がどれくらいの量含まれているのかを確認しておきましょう。

 

症例として、赤ちゃんが小児喘息を患ってしまったり、アレルギー性呼吸器疾患にかかったりなどが報告されています。
これは生後間もない赤ちゃんの事ですが、成長してから症状などが出てくることもあります。

 

また、母親にも発熱や湿疹、呼吸困難などが実際に起こっているので、母子ともにリスクを伴うと思っていても良いでしょう。

 

シリアルやお菓子などの加工食品の中には、葉酸の含有量が正しく記載されておらず、葉酸が(商品に記載された分だけ)摂れるとだけ認識し特に気にせず食べてしまうと、
1日あたりの必要摂取量を超えてしまう場合があるので、口にする食物の全体的なバランスが良くなるような食事を心がけましょう。

 

身体に良いものでも過剰摂取をすればなんであっても害はあります。葉酸の過剰摂取について正しく把握している人は恐らく少ないでしょう。
母子ともに悪影響を与えてしまうリスクはなるべく回避したいものです。
神経質に数値などに縛られることも良くありませんが、きちんと正しい情報を得て、身体に必要な栄養をうまく摂取できるようにしましょう。

 

妊娠を計画している人や妊娠中の人には、バランスの良い食事をとり、安心安全な品質の良いサプリメントを摂取することが上手なやり方ではないかと思います。